外部コンサルと一緒に仕事をするとき、どこまでを任せて、何を期待すればいいのでしょうか。
コンサルに何を期待するかだけではなく、使う側も「どう使うか」を考えた方がいいのではないか。
自分は今回の経験を通じて、そう感じるようになりました。
もちろん、最初からそう考えていたわけではありません。
少しずつ感じ始めた違和感
当時はコンサルと仕事をするのが初めてだったこともあり、はじめの頃は、仕事の進め方についてコンサル側から提案してくれる流れに任せていました。
ただ、仕事を進めていくうちに、コンサルからの提案に「少し違うかも」と感じることも出てきました。以前の記事で触れた計画の話も、その一つです。
とはいえ、コンサルに改革そのものを任せていたわけではありません。自分たちが主体となって進める伴走型だったので、自分たちで考えたり判断したりするのは当然だと思っていました。
それでも、具体的な仕事を進めていく中では、どう進めるかをコンサルから聞かれ、自分なりの進め方を説明する場面も出てきました。
そんなことが何度か続くうちに、「なぜ、自分がコンサルに進め方を説明しているんだろう」と、少し引っかかるようになりました。
欲しかったのは、「今回ならどうするか」
そこで今度は、自分からコンサルの考えを聞くことを増やしてみました。
もちろん、何でも正解を教えてほしかったわけではありません。社内の事情については、自分たちの方が分かっていました。
自分がコンサルに期待していたのは、いろいろな会社を支援してきた経験でした。他社ではどうしているのか、どこで失敗しやすいのか、どういう順番で進めた方がいいのか。
「今回なら、こう進めた方がいい」
という具体的な提案が欲しかったのです。
ところが、実際に考えを聞いてみると、少し返答に困っているように見えることもあり、返ってきた答えも自分がハッとするようなものではありませんでした。
頑張って考えてくれているのは分かりました。それでも、自分が期待していたものとは少し違う。
自分が進め方を教えるだけでなく、今度はコンサル自身に考えてもらえるよう、こちらから働きかけている。そんな自分に気づいて、「これって、自分がコンサルをコンサルしているようなものじゃないか」と思うようになりました。
今の使い方のままでいいのか
そんな中、周囲とコンサルについて話すことも増えていきました。
話してみると、周囲もコンサルを使うことに慣れておらず、どう使えばいいのか悩んでいるようでした。
周囲とそんな話をしているうちに、コンサルに求めることばかりではなく、自分たちの任せ方にも目を向けるようになりました。
そこで、説明資料の作成などの実作業も、以前より任せるようになりました。
楽にはなった。でも、答えはまだ出ていない
実際に仕事を任せるようになると、自分は少し楽になりました。
一から資料を作る時間が減った分、内容を考えたり、周囲と認識を合わせたり、今後の進め方を考えたりすることに時間を使えるようになりました。
これは普通にありがたいと感じました。
ただ、それで最初に感じていた違和感までなくなったかというと、そうではありません。
実作業をやってくれることとは別に、コンサルだからこその価値って何なんだろう。
その答えは、まだ出ていません。


