業務改革を続けたい。その気持ちはどこから?

これまでの記事でも書いてきたように、私は業務改革に関わる仕事をしています。

ただ、最初から業務改革をやりたいと思って仕事をしてきたわけではありません。
むしろ以前の自分は、業務改革という言葉をほとんど意識していませんでした。

それでも、今ではできる限りこの仕事を続けたいと思っています。

では、この「続けたい」という気持ちは、どこから生まれたのでしょうか。

今回は、自分の場合はどうだったのか、これまでの仕事を振り返りながら考えてみます。

最初は、自分の仕事をどう進めるかだった

まずは、自分がどのように仕事をしていたのかから振り返ってみます。

当時は、限られたコストや納期の中で、求められたものをどうすれば早く、正確に形にできるか。
そんなことを考えながら仕事をしていました。

それは、自分の役割として求められていたことでもあります。

その中で、自分なりにやり方を工夫していくうちに、「できるだけ早く、正確に進める」ことが、自分にとっても一つの基準になっていきました。

また、新しい方法を試すことも好きでした。今までのやり方にこだわらず、まず試してみる。結果を見て、うまくいかなければ直す。そんな進め方も自然としていました。

そうして仕事を続ける中で、それまでとは異なる職場で仕事をするようになりました。

すると、それまで当たり前だと思っていた仕事の進め方に、少しずつ違和感を持つようになりました。

例えば、周囲から仕事が「早い」と言われることがありました。

自分としては、それまでと同じように仕事をしているだけ。

そこから、新しい職場では、仕事に求められるスピード感そのものが違うことに気づきました。

また、そこでは、確認や調整することが多く、役割分担や業務の流れも複雑で、仕事を前へ進めるまでに時間がかかることもありました。

こうした違いを経験したことで、それまで自分の仕事をどう進めるかに向いていた意識が、役割分担や業務の流れなど、自分の周りにも向くようになりました。

仕事そのものを変えることになった

その後、既存の業務そのものを変える取組に関わる機会がありました。

紙を中心に進めていた仕事を、デジタルデータを活用するやり方へ変えていく取組です。

この取組では、自分が良いと思ったやり方を考え、周囲の理解を得ながら、実際の仕事の形そのものを変えていきました。

仕事の進み方は、個人のやり方だけでなく仕組みにも左右される。

そう感じていた中で、その仕組みを自分で変えていけることに楽しさを感じました。

しかし、ただ面白いだけではありませんでした。

組織をまたいで仕事の仕組みを変えていく。これを一部門の立場から、普段の仕事と兼務しながら進めるのは簡単ではありません。

実際にやってみて、「兼務では難しい」と感じました。

各組織の協力を得ながら全体を見て改革を進めるには、専任の役割が必要なのではないか。そう考えるようになりました。

このときに感じた組織横断改革の難しさについては、以前の記事でも詳しく書いています。

今度は、自分から業務改革を選んだ

この頃には、これから自分がどんな仕事をしていくのかを考えるようになっていました。

当時、私の周りでは、組織横断の業務改革に取り組んでいる人はまだ多くありませんでした。

特に、自分と同じような世代で、システム側ではなく、業務側の立場から専任で取り組んでいる人は、ほとんど見かけませんでした。

一方で、AIが広がり始め、これから仕事のあり方そのものも変わっていく。

そんな時期でもありました。

そうした中で、システム側ではなく業務側の立場から、専任で組織横断の改革に取り組むチャンスがありました。

自分には、それまでに仕事の仕組みを変えた経験もある。

これからの自分の市場価値を考えても、こんな機会はなかなかない。

私は、

「今しかない!」

と思って、自分から手を挙げました。

こうして、専任で業務改革に取り組むことになりました。

それでも、なぜこの仕事を続けたいのか

組織横断の業務改革をしていると、思うように進まないこともあります。

正直、しんどいと感じて、ブログ用の気づきメモに弱音を書いてしまうこともあります。

それでも、業務改革から離れたいとは思っていません。

できることなら、自分が関わっている改革がどうなるのか、最後まで見届けたいと思っています。

最初から業務改革を目指していたわけではない自分が、なぜここまでこの仕事を続けようと思えるのか。

今回、これまでの仕事を振り返ってみると、その時々では今の業務改革につながると思って仕事をしていたわけではありませんでした。

これまで経験してきたことも、すべて自分で将来を考えて選んだものではありません。

任された仕事や、職場が変わったことで経験したこと、思いがけず巡ってきたチャンスもありました。

その中で、もっと良くできないかと考えたり、新しい方法を試したりもしてきました。

そうした経験や、仕事への向き合い方、自分で選んだことが、振り返ってみると少しずつ今の自分につながっています。

そんな積み重ねがあるからこそ、しんどいことがあっても「この仕事を続けたい」と思えるのかもしれません。

考えてみれば、これは業務改革に限った話ではない気がします。

仕事では、自分で選んだことだけでなく、たまたま任されたことや、思いがけず巡ってきた機会もあります。

そのときには何につながるか分からなくても、そこで経験したことや感じたことが、後になって別の仕事につながることもある。

そうしたものが少しずつ重なった先に、「もう少しやってみたい」「最後までやってみたい」と思える仕事ができていく。

仕事へのモチベーションって、案外そんなところから生まれるものなのかもしれません。

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